Mr.yamada

 

(2015年にJeffrey yamadaさんと演奏したヴァンモリソン「Crazy love」のカバー)

先日、新しい曲(「Everything is cost to pay」)をリリースしました。興味のある方は是非耳を傾けてみて下さい。いつも、このホームページ上(「Discography」)や対談(「Special」)そしてCDのライナーノーツを書いて下さっていたJeffrey yamadaさんは今年の2月頃に倒れ、現在闘病中で健やかにリハビリをされています。

音楽をしたり曲を作ったりする気持ちには、なかなかなれなかったんですね。なので新曲リリースの時期も今回かなりずらす事にしました。

ここ7年近く、一緒にお酒を飲む機会も一番多く、僕がカフェバーで弾き語りをしたり、バンドをやりながらデモテープを作って事務所さんを回っていた二十代の時から、とてもよき理解者で、応援をしていただいてました。(今現在もきっとそうです。)

大学を卒業する頃から、定期的にデモテープをつくって方々へ送ったり、ボイストレーニングに通いながら、曲を録音してライブをしてたのですが、理解者どころか、人からわかってもらえない事は当然沢山あります。そんな時に力になってくれたのは、身近な友人や音楽でした。

yamadaさんは僕よりも二回りくらい上の世代の人ですが、とても話を聞いてくれて、心から理解をしてくれた。演奏者として優れていることはもちろん、レコード屋や楽器の買い付けも仕事でされてきていて、音楽の話をするにあたって最高の仲間である一方、企業の中間管理としても、色んな話を聴かせてくれました。

一番記憶に残っているのは、とあるライブイベントで会社を引退した高齢の方々がバンド演奏をしていた時のことでした。そのバンドのメンバーは皆が知っている一流企業の偉い方々でしたが、話を聞けば、その人達は高校生の時からずっと一緒にバンドをやっている。その当時、最先端で尖っていたであろうカントリーミュージックを演奏している。とても自由にのびのびと。きっと十代の時と変わらず。

それを見たときに、こういう気持ちが心の底にあることが、心地よい、素朴に気持ちのよいことだと思ったのです。病院にて、yamadaさんの笑顔を確認しているので、今は安心しています。また、ともに音楽を演奏できるといいな。

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