雑誌Wiredの編集長さんの独演会がある、
というのを人から聞いて、観に行きました。
今回の号は、
アデルやエイミー・ワインハウスを輩出した学校、
ブリット・スクールの特集。
その子の才能ではなく、優しさを大切にする方針、
というのが心に残りました。
昔、ナチスに反対した一人の教育者がいて、
彼がナチスに処刑される前に、娘に残した手紙を
編集長さんが引用していたのだけど、すごくいいなって思いました。
「いつでも人には親切にしなさい。
助けたり与えたりする必要のある人たちに
そうすることが、人生でいちばん大事なことです。
だんだん自分が強くなり、
楽しいこともどんどん増えてきて、
いっぱい勉強するようになると、
それだけ人びとを助けることができるように
なるのです。
これから頑張ってね、さようなら。お父さんより」
話の中で特徴的だったのは、
「人とは何か」という人文知、が欠如しているものの上に
つくられるものへの疑問。
「それはなんのために行うのか」という目的が
最初から失われているようなことへの疑問。
こういう話をしてくれる人と出会うのは久しぶりで、
とても面白かった。
まだまだ面白いことを探したり、見つけたり
していかなければいけないと思いますね。