レオナルド・ダ・ヴィンチの画集と生涯を扱った著作や、イタリアで制作されたドキュメントタッチの映像をたまになんとなく見てました。
「最後の晩餐」もテーマがドラマティックですが、中心に配置されたイエスが持っていたであろう孤独感が静かに伝わってくる内容です。
ローマ帝国側にイエスが捕縛された時、自分たちの保身のために、弟子の全員が彼のことを知らないと言い、その裏切りの中でも、それらを許し、自分の使命を果たそうとするイエスのドラマがあります。
また後日、裏切ったことへの恥を感じた弟子たちが自分の身を顧みず、布教活動に専念するというドラマにつながっています。
ダ・ヴィンチの伝記を見る限り、いいなあと思うことは、好きなことをするために、生活をコンパクトにしていたと思われる部分です。
ひたすら好きなことをし続けるために、諸々の諸条件と生活上の問題をくぐり抜け、時にはくぐり抜けることが出来ない中でも、結局やりたい事を行う。
会ったことはないけれど、魅力的な人だったんだろうなと思いますね。